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ゴールシークの使い方:パラメータ最適化と、過学習を避ける選び方

最終更新:2026-10-07執筆:CLT合同会社本ページは広告(PR)を含みます

ゴールシークは、今選んでいる銘柄・足種・期間はそのままで、戦略のパラメータ(移動平均の期間、バンド幅など)をいろいろ試し、純利益が最も大きくなる組み合わせを自動で探す機能です。便利な反面、「過去に一番合った設定」を見つける機能なので、使い方を間違えると過学習の近道になります。このページでは手順と、結果から候補を選ぶときの考え方を説明します。

ゴールシークの使い方:パラメータ最適化と、過学習を避ける選び方

ゴールシークが探しているもの

通常のバックテストは、自分で決めた1組のパラメータの成績を出します。ゴールシークは、そのパラメータを範囲内で何十通りも変えてバックテストを繰り返し、純利益が最大になる組み合わせを上位から表にします。対象は固定の数値パラメータを持つ戦略(SMAクロス、ボリンジャーバンド、一目均衡表、EMAパーフェクトオーダーなど)です。「自由記述ルール」は数値パラメータが定まらないため対象外で、ルールの文章に期間やバンド幅などの数値が含まれていれば最適化できます。

内部で多数のバックテストを実行するため、数秒〜十数秒かかり、短い間隔での連続実行には制限があります。

手順

  1. バックテストページで、銘柄・足種・期間・戦略を選び、まず通常の「バックテスト実行」で基準になる成績を出します。
  2. 「ゴールシーク(利益を最大化)」を押します。「探索中…」の表示の後、「ゴールシーク結果」の表が出ます。
  3. 表の各行は候補です。「変更点」(どのパラメータをいくつに変えたか)、「純利益」「最大DD」「PF」「勝率」「取引回数」が並びます。
  4. 候補の「この設定を適用」を押すと、そのパラメータがフォームに入ります。そのまま「バックテスト実行」すると、資産曲線やトレード履歴まで確認できます。
  5. 有望な候補が見つかったら、期間を変えて(例:直近1年→直近3年、または別の1年)同じ設定で再実行し、成績が維持されるかを確かめます。

純利益1位をそのまま使ってはいけない理由

純利益が最大の候補は、その期間の値動きに最もよく合った設定です。合いすぎた設定ほど、相場が少し変わると崩れます。候補を選ぶときは、次の順で見ます。

  1. 取引回数:回数が極端に少ない候補(数回〜数十回)は、たまたま大きく勝った取引が純利益を作っているだけの可能性が高く、除外します。
  2. 最大DDとのバランス:純利益が10%少なくても、最大DDが半分の候補のほうが実運用では続けやすいです。「純利益÷最大DD」で並べ替える感覚で見ます。
  3. 近い値の候補も成績が良いか:例えば移動平均の期間が18・20・22のどれでもそこそこ良ければ、その周辺は安定した領域です。20だけ突出していて19と21が悪い場合は偶然です。
  4. PFが高すぎないか:PFが2〜3を超える候補は、短い期間や少ない回数で出た数字でないか確認します。

過学習を避けるためのゴールシークの使い方

  • 最適化は前半、確認は後半:例えば過去3年のうち前半2年でゴールシークし、見つけた設定を後半1年で通常バックテストする。後半で崩れるなら採用しない。
  • 別の期間でもう一度ゴールシークする:期間を変えて上位に来る設定が似ていれば、その領域は安定しています。まったく違う値が上位に来るなら、その戦略はその銘柄に向いていません。
  • ロットで成績を作らない:ゴールシークの前後でポジションサイズは同じにします。サイズを上げれば純利益は増えますが、最大DDも同じ割合で増えます。
  • 最後は人が決める:ゴールシークは候補を出す道具で、採用の判断は上の基準で人が行います。当社も、ゴールシークの上位をそのまま本番に入れることはせず、期間を分けた確認を通したものだけを実口座で動かしています。

MT5の「最適化」との違い

MT5のストラテジーテスターにも「最適化」があり、EAの入力パラメータの範囲と刻みを指定して総当たり(または遺伝的アルゴリズム)で探せます。細かく制御できる反面、設定項目が多く、全ティックで回すと数時間かかることもあります。当サイトのゴールシークは、範囲や刻みを自動で決めてブラウザから数秒〜十数秒で結果を出すことを優先した機能です。EAを持っている人はMT5の最適化を、売買ルールを数値やことばで試す段階なら当サイトのゴールシークを、という使い分けになります。

手順のまとめ

  1. 基準のバックテストを実行する銘柄・足種・期間・戦略を選び、まず通常のバックテストで基準の成績を出す。
  2. ゴールシークを実行する「ゴールシーク(利益を最大化)」を押し、候補の表(変更点・純利益・最大DD・PF・勝率・取引回数)を出す。
  3. 候補を絞る取引回数が少ない候補を除外し、純利益と最大DDのバランス、近い値の安定性で選ぶ。
  4. 設定を適用して確認する「この設定を適用」でフォームに反映し、通常のバックテストで資産曲線とトレード履歴を見る。
  5. 別の期間で再検証する期間を変えて同じ設定を実行し、成績が維持されるかを確かめてから採用を判断する。

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よくある質問

ゴールシークで見つけた設定なら勝てますか?

いいえ。過去の期間に最もよく合った設定が出るだけで、将来の成績を保証しません。期間を分けた確認で崩れない設定だけを候補にしてください。

自由記述ルールでゴールシークが使えません。

自由記述ルールは固定の数値パラメータがないため、そのままでは対象外です。「20期間と50期間の移動平均」のように数値を含む指示にすると、その数値を最適化できます。

ゴールシークに回数制限はありますか?

内部で多数のバックテストを実行するため、短い間隔での連続実行には制限があります。しばらく待ってから再実行してください。

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