強制ロスカット計算ツール|何%逆行すると口座が0になるか

最終更新:2026-10-13作成:CLT合同会社

口座残高・銘柄・ロット数・レバレッジを入れると、実効レバレッジ、証拠金維持率、強制ロスカットになる価格、評価額が0円になる価格、そして「あと何%逆行したらそうなるか」を計算します。国内FX(レバレッジ25倍・維持率100%や50%でロスカット)にも、海外のMT4・MT5口座(数百倍・維持率20%など)にも使えます。計算はブラウザの中だけで行い、入力した数字はどこにも送信されません。

計算する

含み損益を除いた残高
1ロットの数量と決済通貨を自動で入れます(変更可)
MT4・MT5は10万通貨=1.0ロット。国内の1万通貨は0.1ロット
通貨ペア10万、金100オンス、暗号資産1が一般的。会社の仕様で確認
USD建て銘柄ならUSDJPY(例:158)。円建てペアは1
国内個人は25倍(必要証拠金4%)。海外は100〜1000倍など
国内は100%・50%が多い。海外は20%・0%など。会社の規定で確認

必要証拠金は建玉時の価格で固定して計算しています(実際は価格やブローカーの計算方法で変動します)。スプレッド・手数料・スワップは含みません。あくまで目安で、実際のロスカット価格は会社ごとの規定・計算方法で異なります。

この計算の仕組み

FXやCFDで口座が強制決済(ロスカット)されるかどうかは、証拠金維持率で決まります。

証拠金維持率(%)= 有効証拠金(残高+含み損益)÷ 必要証拠金 × 100
必要証拠金 = 建玉の金額(ロット数 × 1ロットの数量 × 価格 × 円換算)÷ レバレッジ

この維持率が会社の定める水準(国内なら100%や50%、海外なら20%など)を下回ると、会社がポジションを強制的に決済します。ツールは、この式を逆向きに解いて「維持率がちょうどロスカット水準になる価格」と「有効証拠金が0円になる価格」を出しています。

ロスカット価格 = 建値 − 売買方向 × (残高 − ロスカット水準 × 必要証拠金)÷(ロット数 × 1ロットの数量 × 円換算)

もう1つ大事な数字が実効レバレッジです。口座のレバレッジ上限(25倍、500倍)とは別に、「いま実際に残高の何倍の建玉を持っているか」を表します。

実効レバレッジ = 建玉の金額(円換算)÷ 口座残高

実効レバレッジが25倍なら、価格が4%逆行すれば残高の100%を失います。40倍なら2.5%です。口座が「500倍まで使える」ことと、「500倍で持っている」ことは別の話で、ロスカットまでの距離を決めるのは後者です。

目安:実効レバレッジと、0円になる逆行幅

実効レバレッジ残高が半分になる逆行残高が0になる逆行その値幅が起きる頻度(目安)
2倍25%50%年単位の暴落
5倍10%20%数か月に一度の急変
10倍5%10%月に数回(暗号資産なら週に数回)
25倍2%4%通貨ペアで週に数回、暗号資産ならほぼ毎日
40倍1.25%2.5%暗号資産なら1日に何度も
100倍0.5%1%ほぼ常に

頻度は過去の値動きからの大まかな目安です。銘柄・時期で大きく変わります。

実例:当サイト代表の口座で何が起きたか

このツールの入力例にある「ETHUSD 50ロット・85万円」は、架空の数字ではありません。2026年10月9日、当サイトの代表はロスカットで口座が0円になった5分後に約86万円を入金し、ETHUSDを50ロット買いました。1ロット=1ETH、価格約2,467ドル、円換算158円で、建玉は約1,950万円。実効レバレッジ約23倍。その後BTCの買いを足し、合計で約40倍まで上げました。

ETHUSD 50ロットは、1ドル動くごとに約7,900円動きます。評価額は2日間で25万円と211万円の間を往復し、その後303万円まで上がり、7時間で117万円まで落ちました。ピークのときに0円まで必要だった逆行はわずか2.7%で、それは同じ日のETHの値幅の中に収まる数字でした。経緯の全記録は検証記事に書いています。

ロスカット計算ツールは、建玉を入れる前に「どこで終わるか」を見るための道具です。入れたあとで見ても、数字は変わりません。

国内FXと海外口座で違うところ

  • レバレッジ上限:国内の個人口座は25倍まで(金融庁の規制)。海外業者は100〜1,000倍以上をうたうところが多い。
  • ロスカット水準:国内は証拠金維持率100%や50%で執行する会社が多く、早めに切られる分、残高の多くが残る。海外は20%や0%まで切らない業者もあり、切られたときにはほとんど残らない。
  • 追証(追加証拠金)とゼロカット:国内では急変でロスカットが間に合わず残高がマイナスになると、その分を追加で支払う義務(追証)が生じる。海外業者の多くは「ゼロカット」として、マイナス分を業者が負担する。ただし規約・適用条件は業者ごとに異なり、保証ではない。
  • 暗号資産CFD:国内の個人口座はレバレッジ2倍まで。海外口座ではFXと同じ倍率で取引できる業者があるが、1日に5〜10%動く銘柄に高いレバレッジを掛けると、上の表のとおり毎日ロスカット圏内に入る。

詳しくはレバレッジ、ロスカット、ゼロカット、追証の項目を参照してください。

よくある質問

ロスカットと損切りは何が違いますか?
損切りは自分で決めた価格でポジションを閉じることで、逆指値注文などで事前に設定します。ロスカットは証拠金維持率が会社の定める水準を下回ったときに会社が強制的に決済することで、自分では位置を選べません。ロスカットは最後の安全装置であって、損切りの代わりにはなりません。
証拠金維持率は何%あれば安全ですか?
決まった正解はありませんが、国内FXでは300%以上を目安にする人が多く、1,000%以上あれば通常の値動きでロスカットになることはほぼありません。維持率の数字よりも、ツールが出す「ロスカットまでの逆行幅」をその銘柄の1日の値幅と比べるほうが実感に近い判断ができます。
実効レバレッジとは何ですか?
口座のレバレッジ上限(25倍など)ではなく、実際に持っている建玉の金額が残高の何倍かを示す数字です。建玉の円換算額÷口座残高で計算します。実効レバレッジ25倍なら4%、40倍なら2.5%の逆行で残高がなくなります。
海外口座の「ゼロカット」があれば借金にはなりませんか?
多くの海外業者は残高がマイナスになった分を業者が負担する「ゼロカット」を採用しています。ただし適用条件や例外は業者の規約で決まっており、法律で保証されたものではありません。国内業者にはゼロカットはなく、マイナス分は追加証拠金(追証)として支払う義務があります。
暗号資産CFDで高いレバレッジを使うとどうなりますか?
ビットコインやイーサリアムは1日に5〜10%動く日が珍しくありません。実効レバレッジ20倍なら5%の逆行で残高がなくなるので、ほぼ毎日ロスカット圏内にいることになります。国内の暗号資産CFDが2倍までに制限されているのはこのためです。
このツールの計算結果は正確ですか?
考え方を理解し、建玉の大きさを決めるための概算です。必要証拠金の計算方法、ロスカットの執行タイミング、スプレッドやスワップ、週末の窓開けなどは会社ごとに異なるため、実際のロスカット価格は前後します。正確な値は取引している会社の計算式で確認してください。
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